こんにちは、愛と富のご縁を結ぶお手伝いをする、縁結びナビゲーターの蒼井礼子です。
年末に札幌帰省していたある日、デパートの書店で息子と一緒に絵本を読んでいると、主人が面白そうな本を買ってくれました。
本のタイトルは「失敗図鑑」。過去の偉人が、どのような失敗をしてきたのか書かれた子ども向けの本です。
偉人の成功談が書かれた本は沢山ありますが、失敗談が書かれた本は見たことがなかったので興味が湧きました。私は主人に「やったーありがとう♡」とお礼を言い、満面の笑みで本を受け取りました。
その日の夜、宿泊先のホテルで息子を寝かしつけた後に、私はベッド脇の椅子に座って、札幌の雪を眺めながら本を開きました。
- 引きこもりだった夏目漱石
- 成功にしがみつき、裁判に時間をとられたライト姉弟
- ギャンブルにはまったドストエフスキー
- 人に助けを求められないベートーヴェン
- 正直すぎて炎上した与謝野晶子
etc..
大人が読んでも、いや大人だからこそ氣づきの多い本でした。
その中でも私が特に印象が残っているのが、「世界が恋をした」と言われてるオードリー・ヘップバーンのエピソードです。私は産後ダイエットで16kgの減量に成功するまで外見に対して強いコンプレックスを抱いており、細い体や大きい目を持つ彼女を羨ましいと思っていました。
オードリー・ヘップバーンの写真を初めて見たときは、「世界一美しい女性だ!」と感じたので、彼女自身も自分の外見には自信があるのだろうを思っていました。
しかし実際は私の予想とは真逆で、なんとオードリー・ヘップバーンは「自分のことを美しいと思ったことなんてない」と言っていたそうです。私はこの文章を読んだ時に、頭に雷が落ちたような衝撃を受けました。
「う、嘘でしょ!?あのオードリー・ヘップバーンが、自分は美しいと思ったことがない?それって嫌味なの?どこをどう見たらそう考えられるの?」
と、2歳の息子が寝静まった(そして37歳の主人が寛いでいる)ホテルの一室で声を出してしまいました笑。
しかし読み進めてみると、オードリーは本気で自分の外見にコンプレックスを抱いていたそうです。痩せた身体や大きな鼻、高い身長や小さな胸を好きになれなったとか。
なぜかというとオードリーが活躍していた時代は、マリリンモンローのように丸みのある柔らかい身体の女性が「美しい」と言われてきたからです。ふくよかな身体づきの人気女優とは対象的に、幼少期に十分な食事を摂ることができなかったオードリーは、太ることができない体質でした。
彼女はコンプレックスをどう克服したかというと、太る努力をしたのではなく、「自分を美しく感じてもらう努力」をしたそうです。
細い身体でも綺麗に見える服の着こなしや、鼻の大きさを目立たせないメイクをするなど、自分の魅せ方を変えました。その努力の結果、オードリーは新しい「美しさ」を創造して、世界中の人が恋をする女優になりました。
「ない」ものではなく「ある」ものに焦点をおき、その魅力を最大限にするように行動したのです。
私自身は産後ダイエットをして体重を落とすことで、外見に対するコンプレックスを解消することができました。でもダイエット前の私を知っている人にそれを話すと、「痩せる前も普通に可愛かったよ。」と言ってくれます。
私も過去のオードリー・ヘップバーンのように、他人と自分を比較して、勝手にコンプレックスを創り上げていただけなのかもしれないと思いました。
コンプレックスは時として自分を苦しめますが、そこには成長のチャンスが眠っています。どうして自分はコンプレックスを抱いているのか、一度見つめ直してみるのもいいかもしれません。
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