こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(あおい れいこ)です。
今日から3月ですね。外を散歩していると風があたたかく、春の陽気が感じられます。
この時期になると、姉の結婚式のことを思い出します。私には2歳年上の姉と、2歳年下の妹がいます。姉は一年前に東京で結婚式を挙げましたが、今日のように晴れた日であたたかい風が吹いていたのを覚えています。
妹の私が言うのもなんですが、姉はものすごい美人です(ちなみに私には似ていません笑)。学生時代からものすごいモテていた姉ですが、過去には結婚に対してネガティブな感情を抱いていました。
そんな姉があることをきっかけに結婚に対して前向きになり、1年も経たないうちに素敵な男性からプロポーズされました。ここでは姉の結婚から感じた、幸せの連鎖についてご紹介します。
私が結婚して、結婚に前向きになれた姉。
過去の姉もそうでしたが、私自身も結婚に対してネガティブな感情を抱いていました。私の父は典型的な「趣味=仕事」の人で、3人の娘の育児にほとんど関わらずに、朝から深夜まで仕事をしている人でした。65歳を過ぎた現在も、現役の会社員としてバリバリ働いています。
責任の重い役職に就いていた父は、充実した毎日を送るものの子供から見ても常にストレスを抱えていました。父はもともと身体が強い方ではなかったため、ストレスが原因で数回入院したこともあります。また3人の子供を育てながら父を支える母も、お世辞にも幸せとは言える様子ではありませんでした。
両親の仲はとてもよかったですが、どこか自己犠牲をしながら生きているように感じていました。そんな両親の姿を見ていたせいか、私は結婚に対してポジティブな印象を持つことができませんでした。恐らく姉と妹も同じ気持ちだったと思います。
そんな気持ちを抱きながら社会人になり、私は恋愛をしないために仕事に打ち込むような生活を送っていました。しかし仕事で成果を出しても虚しさを感じるだけで、ある上司と一緒に働くことで「パートナーシップが良好でないと幸せにはなれない」ことに気付きました。

どうしたら私は幸せになれるか考えた時、仲の良い両親の姿が思い浮かびました。そして仕事だけに生きていない、一生続けられるような趣味を持っている男性と、あたたかい家庭を築きたいと思うようになりました。
理想の男性と出会うために婚活を始めたところ、私が描いていたのとほぼ同じ男性と出会い、交際1ヶ月で結婚することができました。独身の時に感じていた何とも言えない孤独感が、結婚によって完全に無くなりました。その時から、私は「幸せ」の感情を持ち続けることができています。
姉はそんな私の様子を身近で見ていました。するとしばらくして姉も婚活を始めて、1年もしない内に素敵な男性と出会い、あっという間にプロポーズされました。
私は姉の結婚が決まった時に「どうして婚活しようと思ったの?」と聞きました。すると姉は「○○(私の名前)が結婚して凄く幸せそうだったから、結婚っていいものなんだなって思えたのよ。」を答えてくれました。
私の「幸せ」の感情が、姉にも移っていたのです。
感情は他人に移る。
自分の感情は身近な人に移るということは、科学的に証明されています。
私たちの脳内には『ミラーニューロン』というものがあります。ミラーニューロンは他人の行動・意図・感情を読み取って、それが自分が経験しているかのように反応しています。
笑顔の人と一緒にいると、自分も無意識に笑顔になる。逆に泣いている人と一緒にいると自分も悲しくなるもは、ミラーニューロンの働きによるものです。脳が反応して、相手の感情を自分も同じように感じさせているのです。
私が現在の夫と結婚したことで湧き出た「幸せ」の感情が、当時の姉にも移りました。「結婚は幸せなものだ」と思える感情が、姉にとっての理想の男性を探すための行動を後押しして、引き寄せたのです。
自分が幸せになることで、身近な人も幸せになる。
感情はよくも悪くも、身近な人に移ります。自分が喜びや感謝の感情を持つことができれば、パートナーや子供も同じようによい感情を持つことができます。逆に自分が怖れや苦悩といった感情を持つと、パートナーや子供にも悪い感情が移ってしまいます。
家族や身近な人を幸せにしたいと思って、「自分さえ我慢すれば」と自己犠牲をしている人は多いかもしれません。しかし誰かを幸せにしたいのであれば、まず自分を幸せにするのが先です。
自分を幸せにしてよい感情を持ち続けることで、身近な人も幸せになります。自己犠牲は今すぐ捨てて、まずは自分を幸せにするための行動をしてみてはいかがでしょうか。