マインド

逆算思考をしないビジネス。あえて目標を設定しない方がいい?

こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子@Reiko_Wifeです。

ビジネスの基本は、明確な目標に向かってプロセスを積み上げていく「逆算思考」ですることです。しかし私はあえて、目標を設定しない方がいい場合もあると思っています。

私は会社を辞めた時に「働き方をSHIFTする」と決めてフリーランスになったものの、実際には雇われている時とあまり変わらない働き方をしていました。

私がしているライターの仕事は簡単に言うと、企業から文章を書くお仕事をいただくものです。文章の内容は企業が決めますし、構成や内容も先方の希望通りに書く必要があります。

もちろん家の中でできる仕事なので、満員電車に乗って通勤する必要はなくなり、隙間時間に家事もできて幸福度は格段に上りました。お給料は会社員時代よりも少なくなりましたが、夫や子どもと過ごせる時間が増えて、充実した毎日を送っていると思います。

世間一般的にはとても恵まれた生活をしていると思いますが、心のどこかで違和感を感じていたのです。

自分の人生を生きるために、ビジネスを作る

フリーランスになることで時間的余裕は生まれましたが、同時に虚しさも感じるようになりました。私が行っているライターの仕事は、ある程度の専門知識と文章力は必要ですが、同じスキルがあれば私以外の人でも簡単にできます。言い方を替えれば、自分の時間を他人の人生のために使っている感覚がありました。

私が「雇われの仕事はしたくない」と思って会社員を辞めたのは、家族と過ごす時間を増やしたかったのもありますが、他人の人生に自分の時間を注ぐことが好きになれなかったことも理由でした。しかし結局フリーランスになって選んだ仕事も、他人の人生を生きていることに変わりないことに気付きました。

では「自分の人生を生きている」と実感するためにはどうしたらいいのか。私が理想とするライフスタイルを送っている人達は例外なく「自分の仕事を作ること」をしていました。よく言われているのが「好きを仕事にする」ということです。

私も自分の理想のライフスタイルを現実にするために、自分の仕事を作ろうと昨年末からこのブログを立ち上げました。でも最近はちょっと苦しい自分がいたのです。

ビジネスの基本は「逆算思考」をすること

自分のビジネスを提供するためには、ゴール(この場合は自分のサービスを提供すること)を設定して、どれだけの人をゴールに誘導するかという「逆算思考」で考えるのが基本です。

私も例に漏れず、このブログを立ち上げた当初は「婚活アプリで交際1ヶ月で結婚できた経験を活かして、婚活コンサルを仕事にしよう!」というゴールを設定していました。

(私の婚活戦略は以下の記事に書いてあるので、興味がある方はどうぞ。)

「孫子の兵法」から学ぶ、内向的な高学歴理系女子の婚活戦略。こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(あおい れいこ)です。 すっかり春の陽気になってきました。春といえば出会いの季節。人生のパート...

ゴールを設定したら、やることは明確です。恋愛や婚活に関する記事を投稿して、100記事溜まったらメルマガを始めて、メルマガ読者を増やしていって、自分のビジネスに誘導すればいいのです。

逆算思考をすることで苦しくなってしまった

私はゴールに向かってブログを書き続けていましたが、途中から「これ本当に私がやりたいことなの?」と強烈な違和感を感じるようになりました。私にとっては結婚したことで人生の幸福度を上げられたことは間違いないですが、全ての女性に当てはまる訳ではないことに気付いたからです。

私のように結婚して子どもを授かることで幸せを感じる人もいれば、事実婚の方が幸せな人、独身のままでいた方が幸せな人と多種多様です。

また結婚制度について調べていけばいくほど「結婚って女性にとってはデメリットだらけじゃん汗」と思うようになり、女性に安易に婚活を勧めるのは誠実ではないと考えるようになったのです。

誤解を招かないように書いておきますが、私は夫と結婚したことは1mmも後悔していません。むしろ結婚して本当によかったと思っています。でも「結婚することが人生の全て!」だと思って血眼になって婚活している女性は特に、結婚をゴールにして欲しくないのです。

私の考えは少子化対策には貢献できないかもしれませんが、家庭内が幸せであってこその育児だと思います。そう考えるようになってから、ゴールに設定していた婚活支援のサービスをしようと思えなくなってしまいました。

あえてゴールを設定しないで、軌道修正する

もちろん最短最速でビジネスの結果を出すためには、ゴールを設定してそれに向かって一気に行動することが必要です。でも私の場合、それをしようと思ったら苦しくなってしまいました。

最近は「じゃあ私がやりたいことは何なのだろう?」と悩んでいますが、正直行って結論は出ていません。ひとつ言えることは、全ての女性に婚活支援はしたくないということです。

結婚をゴールにして婚活をした女性は、ほぼ必ず結婚後に苦しい思いをしてしまいます。そんな女性を増やさないことが、本人のためでもあり、社会のためだと思わざる得ないのです。

ここ数ヶ月はそんなことを考えていて、自分だけの「好きを仕事にする」を現実にするために、軌道修正をする自分を許すことにしました。あえてゴールを設定しないで、自然と湧き出てくる本音を語っていくことを意識したいなと思っています。

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