こんにちは、蒼井礼子です。
世の中には「幸せになりたい」と思いながらも、なかなか実現できていないと思っている人が多いのではないでしょうか?
私は過去には東京大学大学院を卒業して東証一部上場企業で出世を期待されている環境にいながらも、幸福感を全く感じていない人間のひとりでした。
東大院卒でも幸福感を感じなかった。
学歴よし、就職先よし、ついでに言うとお給料もよしと客観的には恵まれた環境にいながらもなぜ幸せを感じてなかったのか。それは他人が作り上げた幸せの形を実現しているだけで、自分自身が幸せだと思うことをしていない生活を送っていたからだと思っています。
どんなにお勉強ができても、綺麗なオフィスで働いて、お給料を頂くことができても、理想のライフスタイルを送っていない限り幸せにはなれない。幸せとは、他人と比較するものではなく自分の心から湧き出るものである。そのことに気付いた私は、会社員としてキャリアウーマンになる人生を捨てました。
当時の私の心の中には、キャリアウーマンの道を捨てることに抵抗はありました。ただの逃げではないのか、もう少し頑張れ道は開けるのではないのか、葛藤する日々が続きました。
私にとっての幸せは「家族」が一番だった。
自分自身にとって今一番大切にしたいものは何か、結婚した当初はパートナーである夫でした。そして2016年7月に長男が生まれてからは、大好きな人との間に授かった子どもとの時間を大切にしたいという気持ちが今でも続いています。
クリスマスイブの今日も、まだクリスマスの意味すら分からない長男を遊ばせるために朝からショッピングモールへ移動。妻の私はクリスマス料理の買い出しをして、夫は長男と遊ぶ時間を過ごしました。午後は妻の私が掃除とクリスマス料理を作り、夫は息子と一緒に遊ぶスケジュールで一日を過ごしました。
正直、体力的に辛いと思うことは多々あります。また子育ては思い通りにいかないことが当たり前で、親の好意が無になることも日常茶飯事です。今日も息子のために作ったクリスマス料理完全拒否され、茹でたじゃがいもしか食べてくれませんでした(汗)。
それでも、私はこんな毎日が幸せだと思っています。息子が寝た後に夫婦の会話で出てくる言葉は「大変だけど、充実した毎日を送っているね。」でした。一年前は「お腹すいた」と「眠い」しか自己主張をしてこなかった息子が、今年は自分の好き嫌いをきちんと親に伝えようとしている。そんな子供の成長に愛おしさ(そして若干の腹立たしさ)を感じました
幸せは他人と比較するものではない。
幸せの形は千差万別で、私のように家族と一緒に過ごす時間に幸せを感じる人もいれば、仕事に精を出すことに生きがいを感じる人もいます。そこには正解や不正解というものはなく、人それぞれの幸せの形があるのだと思っています。
また残念ながら、幸せの形というものは不変ではありません。私たちの息子もいつか親元から巣立っていく日が遅かれ早かれ来ることでしょう。いつか来る未来を嘆くのではなく、今ある現実を楽しんでいきたい。そして息子が手元から離れていったあとも、新たな幸せの形を実現させていきたいと思っています。
幸せとは、他人と比較して得られるものでは決してありません。また他人から幸せにしてもらうということもありません。自分が心から幸せになれる生き方を見出し、実現することができて初めて幸福感が心から湧き出るのだと思います。
自分を幸せにし家族を幸せにするために、今の自分がどのようなライフスタイルを送れば幸せになれるのか。これからも自分との対話と丁寧に行っていきたいと思います。