こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(@Reiko_Wife)です。
突然ですが、アイデンティティクライシスなうです。「いきなり何だ?」と思う人がいるかもしれませんが、この記事ではアイデンティティクライシスについてお話したいと思います。
最近の私は、自分の生き方に悩んでいました。私は会社員を辞めてから、好きな時間に好きな場所で仕事をする『ノマドワーカー』として働き始めました。理由は「家族との時間を大切にしながら、自分の仕事をしていきたい」と思ったからです。
しかし最近の私は仕事ばかりして、自分と家族のことを二の次にしていました。その結果、先月は2回も体調を崩して寝込んでしまいました。
自由度の高い仕事ができるようになったのに、会社員時代と同じように毎日が忙しい。「こんな生き方は自分の本音が望んだものではない。でも自分らしい生き方って何だっけ?」といった感じで、自分のことが分からなくなっていました。
これは完全にアイデンティティクライシスだと思っています。ここではアイデンティティクライシスとは何なのか、乗り越える方法や、実際に向き合って感じたことをまとめました。
目次
アイデンティティ・クライシスとは?
そもそもアイデンティティクライシスとは何でしょうか?
『アイデンティティクライシス』という言葉は、ドイツ出身の発達心理学者であるエリクソンという人が提唱しました。簡単に言うと「社会生活を行っていく上で、自分らしい生き方が分からなくなっている状態」を指します。
辞書的には、以下のように定義されています。
自己喪失。若者に多くみられる自己同一性の喪失。「自分は何なのか」「自分にはこの社会で生きていく能力があるのか」という疑問にぶつかり、心理的な危機状況に陥ること。
※デジタル大辞泉より抜粋
辞書には若者に多く見られると書いてありますが、大人になってからも普通にアイデンティティクライシスは訪れます。変化の大きい今の時代は、日本だけではなく世界全体がアイデンティティクライシスに陥っているのではないかと思っています。
私はいま30歳ですが、ここ数日は自分のアイデンティティクライシスと向き合っていました。体調を崩しましたし、なにもやる気がでない、無力感のようなものに襲われていました。
今日あたりで少し落ち着きましたが、アイデンティティクライシスは決して悪いものではなく、むしろ自分を変えるための通過点だと思っています。アイデンティティクライシスといは「古い自分とお別れして、新しい自分と出会う」という、新陳代謝のようなものだと感じています。
アイデンティティクライシスを乗り越える方法

アイデンティティクライシスを乗り越えることができれば、新しい自分と出会うことができます。しかし古い自分に引戻されてしまうと、現実を変えることはできません。「自分を変えたい」と思っている人は、アイデンティティクライシスを乗り越えることが必要です。
実際に私が行っているアイデンティティクライシス乗り越える方法を、まとめておきたいと思います。大まかな流れとしては、以下の3つのステップがあります。
- 自分の本音を整理してみる
- 本音をウソ偽りなく外に伝える
- 現実が変わる
各ステップで具体的にどのようなワークをしているのか、紹介していきます。
1. 自分の本音を整理してみる
まずは自分の本音を整理してみます。その理由は、自分の本音を無視して生きている時に、アイデンティティクライシスが起きるからです。
ではどうやって自分の本音を整理したらいいのか。1番オススメの方法は、子どものように「あれしたい、これしたい!」といった感じて、何も考えずにとにかく希望を書いていくことです。
実際に私が整理してみた本音は、以下のような感じでした。
- 午前中しか働きたくない
- 仕事はしたいけど、お金にガツガツしたくない
- お金の心配をしたくない
- 家事はするから、お金は夫に稼いて欲しい
- 毎月おこずかいが欲しい
ここで善悪のジャッジは一切なしです。なぜなら『子ども心の自分』が、そうありたいと言っていたからです。
自分の本音を整理するときは、社会の一般常識や世間体、パートナーや子どもといった家族の存在を一切無視することです。他人のことが頭の片隅に入っていると、自分の本音を引き出すことができないからです。
2. 本音をウソ偽りなく外に伝える
自分の本音を整理できたら、それをウソ偽りなく外に伝えます。数年前に流行した引き寄せの法則のことを「願えば叶う」と解釈している人が多いかもしれませんが、願っただけで現実が変わるなら誰も苦労しません。
自分が本当にやりたいことを整理した上で、それを外に伝えることで物事が動き出します。言い換えると、自分の『快の感情』を追求することで理想の未来が現実になっていきます。
https://aoireiko.com/hikiyose/
例えば私の場合、本音に従った生き方をするためにはパートナーである夫に伝えることが必須です。しかし上に書いた本音を夫に伝えても、理解される可能性は低いです。それでも自分が幸せになるためには、勇気を出して伝えることが大切です。
本音を誰かに伝えるのは勇気がいりますし、上手く伝えられないこともあると思います。一度ダメだったから諦めるのではなく、伝え方を工夫しながら何度もトライすることが大切だと思います。
自分の本音を伝えて相手から希望通りの反応が貰えなかったとしても、感情的にならないよう注意する必要があります。大切なのは相手に理解してもらえることではなく、自分の本音を伝えて、邪魔をしないよう相手にお願いすることだけです。
3. 現実が変わる
自分の本音を整理して、それをウソ偽りなく外に伝えていけば、それが現実に変わっていきます。なぜなら自分の本音に従って、快の感情を追求していくことで、自分らしい生き方をすることができるようになるからです。
私の場合、夫との関係性では変化は起きていませんが、ライティングの仕事を1ヶ月お休みすることになりました。恐る恐るクライアントに「6月は休ませてください。」と連絡したところ、「了解です!また7月からよろしくお願いします。」と返事がきました。
契約解除を覚悟で相談しましたが、あっさりOKが貰えたので拍子抜けでした。でもこういった行動を積み重ねることで、自分を幸せにできるのだろうなと思っています。
自分の本音を整理してから、それが現実になるまでにはタイムラグがあります。例えば「月収100万円稼げるようになる!」と本音が言ってることに気づいても、何もしないまま翌日に現実になる可能性は低いです。あくまでも本音に従った行動を積み重ねていくことで、現実になると理解しておきましょう。
アイデンティティクライシスと向き合って分かったこと

私自身はまだアイデンティティクライシスを完全に克服していませんが、向き合ってみてわかったことがあります。それは「今までネガティブな出来事だと解釈していた過去のトラウマは、自分が成長するために必要な経験だった」ということです。
私は12年前に親戚トラブルに巻き込まれて、男性不信に陥った経験があります。この経験を通して私が作った世界観は「男性は女性を守ってくれない」という設定でした。

男性不信は婚活中に自然と克服していき、現在の夫と結婚することができました。しかし私は過去のトラウマを完全に浄化できた訳ではありません。私と夫の夫婦関係はとても良いですが、まだまだ改善すべき点はあります。
人間は自分自身も経験した出来事でないと、本当の意味で親身に相談を受けることはできません。こういった経験の全ては、自分が成長するための通過点であり、同じように悩みを抱えている人の役に立つ日が来ると思っています。
アイデンティティクライシスは自分が成長するための通過点
アイデンティティクライシスとは、「社会生活を行っていく上で、自分らしい生き方が分からなくなっている状態」のことを指します。変化の大きい現代において、日本だけではなく世界全体がアイデンティティクライシスの状態にあると考えられます。
アイデンティティクライシスをうまく乗り越えることができれば、古い自分を捨てて、新しい自分と出会うことができます。アイデンティティクライシスを乗り越える方法は、まず自分の本音を整理して、次に本音をウソ偽りなく外に伝えること、それを繰り返すことで現実は変わっていきます。
実際に私自身はアイデンティティクライシスと向き合っていますが、過去に経験したトラウマは、自分が成長するための通過点だったと思っています。あの時は辛かったけど、実際に経験できたからこそ、今の自分があるのだと思います。
アイデンティティクライシスは、自分自身の引き戻しに負けない限り、必ず乗り越えられると思っています。私自身も乗り越えようと行動しているところですが、自分に負けずに、自分を幸せにするための行動を積み重ねていきたいと思います。