こんにちは、蒼井礼子です。
ブログや情報発信を始めたばかりの人で、文章の書き方が分からなくて悩んでいる人は多いのではないでしょうか。文章力を上げるためには数をこなすことが大切ですが、何も考えずにひたすら文章を書き続けても、上達するのに時間が掛かるかもしれません。
そんな人におすすめしたいのが、「型」を意識して文章を書くことです。文章には色々な型がありますが、私が主に使っている文章の型は2つだけです。
この2つの型を知っているだけでも、文章を書くのが凄く楽になります。また読みやすい文章になるので、ブログを読んでくれる人に思いが伝わりやすくなります。ここでは私がブログを書くときによく使っている、2つの文章の型をご紹介します。
「守破離の法則」で文章力を上げる
具体的な型をご紹介する前に、どうして文章の型を学ぶことが大切なのかお話しておきたいと思います。それは「守破離の法則」を実践することが、文章力を上げるために最も効率的な方法だからです。
「守破離の法則」は、どこかで一度くらい聞いたことがある人が多いと思います。これは武道、茶道、スポーツ、芸術といった様々な分野において、理想的な修行のプロセスを示したものです。
ライティング力を上げるためには”守”の部分がとても大切です。つまり先人から教えてもらった型を忠実に守って、身に付ける段階を踏むことです。特に文章を書くことに慣れていない人は、まずは先人のやりかたを徹底的に真似た方が上達が早いです。
自分なりのやり方を模索する段階の”破”や、新しいものを生み出す段階の”離”に移行するのは、文章力に自信がついてからで充分だと思います。今センスがある文章を書いている人も、最初は型を身に付けてから応用しているだけなのです。
PREP法
私がよく使っている、ひとつめの文章の型は「PREP法」です。
これはプレゼンテーションなどでよく使われる型で、説得力のある文章を書くことができます。具体的には、以下の流れで文章を書いていきます。
P(Point):結論、要点
R(Reason):理由
E(Example):具体的な事例
P(Point):結論
この文章の型の特徴は、最初に結論を書くことです。冒頭で結論を書いておけば、「この記事で主張したいことは○○なんだな。」と相手に印象付けることができます。
社会人経験のある人は「結論から先に言いなさい。」と言われた経験があるかもしれません。特に忙しい人に向けて書く文章の場合は、その文章で何か言いたいのか一目で分かるように配慮することが大切です。
この記事はPREP法の型で書いてあるので、興味のある方は読んでみてください。

SDS法
ふたつ目の文章の型は「SDS」法です。
これはニュース番組などでよく使われる、相手に伝わりやすく、記憶に残りやすい構成の型になります。具体的には、以下の流れで文章を書いていきます。
S(Summary):要約
D(Detail):詳細
S(Summary):要約
この文章の型の特徴は最初と最後に要約を繰り返し書くことで、相手に伝わりやすい文章になることです。詳細の部分で具体的なストーリを書くことで、より要約の内容が伝わりやすくなります。
この記事はSDS法の型で書いてあるので、興味のある方は読んでみてください。

文章の型を活用して、ライティング力を上げよう!
文章力を上げるためには数をこなすことが大切ですが、それと同じくらい「型」を意識して書くことが重要です。いま文章を書くセンスがあると思っている人も、最初は型を守って書いていました。
これはライティングだけの話ではなく、守破離の法則に基づいて行動することが、何かを身に付けるために最も効率的な手段です。まずは土台を固めてから、自分らしく応用していくステップを踏むこと。
ブログをどう書いていいか分からない人は、今回ご紹介した2つの型を活用してみてください。文章の型を活用して、楽しみながらライティング力を上げていきましょう!