婚活

結婚とは嫌われる勇気を持つこと。夫を一番大切にする妻でありたい。

こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(あおい れいこ)です。

恋愛と結婚の違いは色々ありますが、ひとつにお互いの両親とお付き合いすることが挙げられます。

人によっては結婚してから両親とパートナーの板挟みになって悩んでいる人、またはパートナーが自分ではなく相手のご両親を優先していることに悩んでいる人は多いと思います。

お互いの両親とどのようなお付き合いをするか、正解はありません。性格や環境、家庭内の文化は様々であり心地よい距離感は人それぞれだからです。

ただ私個人の考えとしては、基本的にパートナーを一番大切にしたいと思っています。結婚とは幸せになる勇気だけではなく、親に嫌われる勇気を持つことでもあると思っています。

ここでは私がパートナーを一番大切にしたいと感じるようになったエピソードをご紹介します。

入籍直前に両親とパートナーの板挟みに合った話。

幸いなことに、現在は私の夫と両親の関係は良好です。実家に帰省すると、父は夫とお酒を飲みながら仕事のことを楽しそうに話してくれますし、母は夫の好物の料理をいつも作ってくれます。

そんな私の夫と両親も入籍直前には価値観の違いから一悶着あり、私は人生で初めて両親とパートナーの板挟みに遭いました。

突然ですが、みなさんは『釣書』ってご存知でしょうか?釣書とは、簡単に言うと「婚活のプロフィール書」みたいなものです。

 

釣書とは、縁談があった際に相手と互いに渡し合う書面のことで、「つりがき」あるいは「つりしょ」と読みます。一般的には、釣書とは関西圏での言葉であり、関東圏では「身上書」と呼ばれているものです。就職に例えるならいわば履歴書、釣書に書かれてあるプロフィールやイメージ次第で、お見合い話の展開も変わってきます。

https://s.weddingpark.net/magazine/7535/より抜粋

 

私の両親はお見合い結婚をしています。お見合いの簡単な流れは、まず仲人さんの紹介を受けてから相手の釣書とお見合い写真を見て、経歴や職業、雰囲気を把握してから会うかどうか決めます。そして、最初だけお互いの仲人+本人の4人でお茶でもしながら話して、その後は本人たちだけてデートを重ねて、結婚するかどうか決める感じです。

釣書は自分のことを相手に知ってもらうためのツールであり、マナーでもあると思っていました。実際に私も婚活中に釣書を作ったことがあり、両親もそうして結婚したことから釣書に対して何の疑問も持っていませんでした。

私は夫と婚活サイトで出会い、わずか交際1ヶ月でプロポーズされた経緯があります。両親は学生時代から勉強ばかりする一方で、恋愛経験は人並み以下の娘を心配に思ったのでしょう。入籍の1ヶ月くらい前に、「結婚の挨拶に来る前に、相手の男性の釣書を見せなさい。」と両親から言われました。

私は素直に「はーい。」と言い、当時の婚約者(現在の夫)にラインで「挨拶に来る前に釣書送って〜。」と連絡してしまったのが事の始まりです。

札幌出身の夫から「え、釣書って何??」という返信があり、私はかくかくしかじかでと説明しました。すると婚約者から「それってご両親は俺のこと信用してないんだよね?実際に会って人柄を見てほしいから、釣書なんて書かないよ。」と言われ、私はびっくり。

「いやいや、ただの通過儀礼みたいなものだから適当に書いて送ってくださいな。」と言うものの婚約者は頑固拒否。両親は両親で「釣書を送らないとはけしからん。お相手は何か隠したい過去でもあるのか。」と婚約者を怪しむばかり。

どちらの気持ちも理解できる私は、何とか平和的解決を模索しました。毎晩婚約者に電話してお願いしましたし、両親にはまず会って人柄を見て欲しいと伝えました。

それでも両者は一歩も譲らず。一時は婚約破談かと思うような時もありました。このままでは結婚できないと思った私は、どちらを選ぶか決めることにしました。

 

私はパートナーを選び、両親に嫌われる勇気を持つことを決めた。

婚約者が挨拶に来る予定日が近づいたある日、私は両親にこのような内容のことを話しました。

 

「○○さんは釣書のない文化で育った人で、学歴や肩書ではなく人柄を見て欲しいと思っています。父さんと母さんには申し訳ないですが、○○さんの釣書を書いてもらうことはできません。

釣書は書いてもらえませんが、○○大学院を修了されて○○で働いているとても優秀な方です。趣味は囲碁で、アマチュアトップレベルの棋力があり、自ら囲碁会を主催する行動力のある人です。

私が決めた結婚相手ですので、会ってもらえれば人柄に間違いないことは分かって頂けると思います。とても穏やかで、私よりも優しい性格の人です。しかし釣書がないと会ってさえくれないのであれば、これ以上何もすることができません。

交際期間は短いですが、私は○○さんと結婚すると決めました。会って頂けないとしても、結婚のスケジュールに変更はありません。タイミングをみて二人で駆け落ちでもするので、そのつもりでお願いいたします。」

 

私はもともと内向的な性格で、基本的に両親に反抗するような子供ではなかったでさ。そんな私でも、自分の意思で決めた結婚相手を紙切れ1枚ないだけで認めてくれないのは馬鹿馬鹿しいと思いました。

両親に嫌われる勇気を持つのは凄く不安でしたが、このままでは絶対幸せになれないと思い、勇気を出して本音を話しました。

そんな娘の声が届いたのか、両親はしぶしぶ釣書なして婚約者に会うことに。当日はお互いにガチガチに緊張していて、婚約者は何とも悪いタイミングで「娘さんと結婚させて頂きたいと思いまして…。」と両親に話し、なんとか両親から結婚のお許しを頂くことができました。

婚約者が帰った後、両親の反応が心配でしたが「婚活サイトの写真より優しそうな人じゃなーい。」「なかなか、いい相手なんじゃないか。」とあっさり一言。「だから最初から会えばよかったのよ!」と、私は心の中で盛大にツッコミを入れてました。

 

夫を一番大切にする妻でありたい。

最終的にはよい方向におさまりましたが、もちろん最悪のケースも想定していました。

しかし私は今の夫と結婚すると決めていたので、最悪のケースになってとしても夫と幸せになる選択をしたと思います。

自分の次に大切にするのはパートナー。結婚とは、両親を含めた身近な人に嫌われる勇気を持つことなのだと思います。

そして自分の心に従って行動する先に、心から幸せだと思える世界があるのではないでしょうか。

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