こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(あおい れいこ)です。
私は2016年9月に会社を退職した後、「家族との時間を大切にしたい」と思いPC1台で仕事が完結する『ノマドワーカー』として働くことを決めました。
約2年半ノマドワーカーとして働いてきましたが、私の性格にはピッタリだったようで会社員の時と比べて格段にストレスフリーな生活を送れるようになりました。また私は1歳7ヶ月の男の子を育児中のママでもあり、ノマドワーカーは育児とも相性が良いと思っています。
しかしノマドワーカーになることには、メリットが多い反面デメリットもあります。ノマドワーカーとして約2年半働いてきた私が感じる、メリットとデメリットをまとめてみました。
目次
ノマドワーカーとは?
そもそもノマドワーカーとは、どんな働き方をする人でしょうか?
ノマドワーカーは、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などを使い、Wi-Fi環境のある喫茶店など、通常のオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする人を指す日本語の表現。また、そのような働き方を、「ノマドワーク」という。
※Wikipediaより抜粋
つまりPC1台とネット環境さえあれば時間と場所を選ばずに仕事ができる人を『ノマドワーカー』と呼びます。最近は『ノマド』という言葉が定着してきたので、ノマドワーカーの存在を知っている人は多いかもしれません。
ノマドワーカーのメリット
ノマドワーカーとして約2年半働いてきた私が感じるメリットは、以下の5つです。
1. 通勤時間ゼロ。
ノマドワーカーはPCとネット環境さえあれば、好きな場所で仕事をすることができます。つまり自宅が仕事場の場合は、通勤時間ゼロです。
私は会社員時代、混雑率178%の総武線快速に乗って毎日片道1時間半かけて通勤していました。この数字は国土交通省によると「無理をすれば新聞が読める」程度だそうですが、新聞を読むどころかイヤホンで音楽を聴くことすら危険でできませんでした。
今では通勤時間にかかる時間を、全て仕事に費やすことができるようになりました。通勤電車で人ごみに揉まれることもなくなったので、朝から気持ちよくお仕事を始められるようになりました。
2. 人間関係のストレスがない。
私は会社に属していないフリーランスのノマドワーカーのため、人間関係のストレスは一切ありません。逆に一緒に働く人を選べるようになりました。
当たり前ですが、会社員時代は一緒に仕事をする人を選ぶことはできませんでした。過去の私は相性の良い人と一緒に働けることがあれば、その逆のパターンも経験しました。
人生の幸福度は、関わる人によって大きく変化します。会社を辞めて一緒に働く人を選べるのは、ノマドワーカーの大きなメリットだと思います。
3. 育児と仕事が両立できる。
小さな子供がいる人でも、育児と仕事が両立しやすいのもノマドワーカーのメリットです。通勤時間ゼロで人間関係のストレスがないため、子供を保育園に預けることができれば仕事と両立することは可能です。
もし子供に熱が出て保育園からお迎えの連絡が来ても、すぐに対応することができます。会社員であれば周りの人に残りの仕事をお願いするなど、ストレスを感じることは多いかもしれません。
通勤時間や人間関係のしがらみが一切ないノマドワーカーであれば、子供を保育園に預けることができれば、育児も仕事も楽しむことができると思います。
4. 好きな時間に仕事ができる。
ノマドワーカーはPCとネット環境さえあれば、好きな時間に仕事をすることができます。そのため労働時間は自分の好きなように決めることができます。
私は仕事をするのが好きなので、朝7時半に夫が息子を保育園に送ってくれた後は直ぐに仕事を始めています。逆にそれほど働きたくない人は、短時間働くスタイルでも全く問題ありません。
その人の理想のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができるのも、ノマドワーカーのメリットです。
5. 経費が掛からない。
ノマドワーカーはPCとネット環境さえあれば仕事ができるので、あまり経費が掛かりません。初期投資に必要なのはパソコン代とネット契約代だけなので、数万円でノマドワーカーになることができます。維持費もサーバー代とドメイン代で年間1万円くらいです。
これほど低コストでできるビジネスは、他にはありません。例えばレストラン経営の場合、初期投資に数千万、維持にも人件費や食材費などの経費が掛かります。一般人が気軽に始められるものではありません。
私はコーヒーが好きなのでよくカフェで仕事をしますが、毎日カフェに行ったとしても、ひと月に400円×30日=12,000円しか掛かりません。ノマドワーカーは経費を掛けずに仕事ができるのがメリットです。
ノマドワーカーのデメリット
逆に私が感じる、ノマドワーカーのデメリットは以下の3つです。
1. 毎月の収益が安定する保証はない。
ノマドワーカーはフリーランスとして働いているため、毎月の収益が安定する保証は全くありません。会社員の時は嫌々でも働けばお給料を頂くことができましたが、フリーランスになれば働き方に自由度が当たる分、完全に自己責任です。
今している仕事がいつ無くなるか分からないため、複数の収入源を確保するなどの対策も全て自分でする必要があります。会社員の場合は言われたことさえこなせばお給料は頂けるので、そういった意味では安心感が少ないデメリットがあります。
2. 仕事をやりすぎてしまう場合がある。
ノマドワーカーは好きな時に好きな場所で仕事ができるため、仕事をやりすぎてしまうことがあります。「ノマドワーカーなんて、1日3時間しか仕事してないんじゃないの?」と思う人がいるかもしれません。
そういう方も勿論いますが、私は逆のタイプです。基本的に仕事をするのが好きな人間なので、暇さえあればパソコンを開いてしまいます。今も息子が寝かしつけた後に、このブログを書いています。
誰かに管理されないと仕事ができない人は、ノマドワーカーになるのは難しいかもしれません。仕事をする時間を自分でコントロールすつ必要があるのも、ノマドワーカーのデメリットです。
3. 経費や税金などを全て管理する必要がある。
会社員の時はお給料や税金の計算を全てお任せすることができましたが、ノマドワーカーは全てひとりで管理する必要があるのがデメリットです。私は会社を辞めてから初めて確定申告をするようになりましたが、本当に手間がかかりました。
最近では経理や確定申告を簡単にできるソフトや、フリーランス専門の税理士が増えてきました。お金の計算が苦手な人は、外注するのがおすすめです。苦手なことは他力に頼って、自分が得意なこと、やりたいことに専念した方が効率的です。
育児中のママだからこそ、ノマドワークを選んでよかった。
ノマドワーカーはPCとネット環境さえあれば、好きな時に好きな場所で仕事をすることができます。メリットが多い一方で、デメリットもあります。
私は会社を辞めてから約2年半、ノマドワーカーとして働いてきました。会社員の時と比べて大変なこともありますが、理想のライフスタイルを送ることができているため後悔はしていません。また小さい子供がいる育児中のママだからこそ、自由度の高いノマドワーカーになってよかったと思っています。
ノマドワーカーは向き不向きがあるので、全ての人におすすめはできません。しかし会社員の時に感じていた、あらゆるストレスから解放されたことは事実です。ノマドワーカーは誰でもなることができるので、もし興味がある人は、自分に合った働き方を探してみてはいかがでしょうか。