こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(あおい れいこ)です。
先日、情報発信をしている仲間とのディナー会に参加するため東京に行ってきました。少し時間があったので保存・復原工事が終了した東京駅を見に行きましたが、伝統的な佇まいにどこか懐かしさを感じられました。それと同時に、東京駅がただの駅ではなく「首都・東京」の象徴として生まれ変わったような、新しい時代の到来が予感できました。
パートナーシップも東京駅と同じように、ずっと同じものを保つのではなく、時代に合わせて整えていくことが大切なのではないでしょうか。伝統と革新を融合させながら変化していくことで、自分だけの理想のパートナーシップが築けるのだと思います。
恋愛中に分泌される『PEA(フェニルエチルアミン)』というホルモンは、長くても3年程度しか脳内で分泌されません。PEAの分泌量が減って恋愛中のトキメキを感じられなくなった後、やっとお互いを冷静に見ることができるようになります。交際中のテンションのまま夫婦関係を維持することは、科学的に不可能なのです。
私は夫と2014年11 月に結婚しており、同居してから約3年の月日が流れています。つまり私も夫も、脳内でPEAがほとんど分泌されていない状態です。私自身も実感していますが、恋愛中のテンションのままで理想のパートナーシップを築くことは不可能です。お互いの良い部分、悪い部分を冷静に見ることができている今だからこそ、パートナーシップを最適化することが大切だと思っています。
では幸せな夫婦関係であり続けるために、具体的にどうやってパートナーシップを築いていけばいいのでしょうか。脳内でPEAがほとんど分泌されなくなった今だからこそ、私が考えていることをまとめたいと思います。
目次
自分にとっての「理想のパートナーシップ」は、世間体や他人の目を捨てることから始まる。
私が考える理想のパートナーシップを築き続ける方法は、「世間体や他人の目を捨てること」の一点です。自分自身の感情が喜ぶ形でパートナーシップを築く。それを実現するために、世間体など他人の目を一切気にする必要はないということです。
なぜ世間体や他人の目を捨てる必要があるのでしょうか。それは理想のパートナーシップの形は、人によって全然違うからです。私にとって幸せな夫婦関係が、他の女性にとって幸せな形とは限りません。それと同じように、世間一般で言われている「夫婦の形」が自分にとって最適なものとは限らないからです。
自分が心から幸せだと感じる人生を送るためには、「快の感情」を追求することが必須です。
https://aoireiko.com/hikiyose/
例えば結婚してから子供を持つのか、子供が生まれたら仕事を続けるのか、仕事を続けるならどんな保育園に預けるのか、保育園に預けられなかった場合どうするのか。結婚した後も生きていく上で選択することは数多くあります。
そんな時に、世間体や他人の目を気にしてしまったらどうなるでしょうか。何となく子供は2人以上持って、何となく仕事は妻が辞めて、子供が生まれたら3歳までは母親の手元で育てて、または保育園に預けて時短勤務で働いて…。周りの人がしていることをモデルケースとして、何となく同じような生き方を選択してしまう人が多いかもしれません。
またパートナーとの形も多種多様です。結婚して同居し続けるのが一般的ですが、入籍したまま別居する形、事実婚、離婚して一旦距離を取る。どれも正解であり、不正解というものはありません。自分が最も幸せだと感じるパートナーシップの形を追求すればいいだけであり、世間体や他人の目を気にする必要は一切はないのです。
東京駅の保存・復原工事も、当初は完全に高層ビルを建築する案が出ていたそうです。しかしあえて創建当時の外観を忠実に再現することで、伝統的であり美しい空間を作ることができました。
パートナーシップにおいてもこのバランス感覚が重要だと思っていて、大切なものはそのままにする。一方で変化させたいものは思い切って変える。そうすることで、自分だけの理想のパートナーシップが築けるのだと思います。
だからこそ今まで当たり前だと思っていたことを疑い、世間体や他人の目を捨てることが大切です。なぜなら自分が心から求める「幸せ」の形は、世間一般的な価値観と同じではない可能性があるからです。
東大院卒の私がキャリアを捨てて専業主婦になった理由。
私は東京大学大学院を卒業している、いわゆる高学歴理系女子です。(もう30歳なので女子と言える年齢ではありませんが…。)
そんな私は結婚して半年後に、会社員を辞めて専業主婦になることを決めました。勉強することは苦ではなく、仕事も好きだったので、会社に辞めることに対して色々な方もったいないと言われました。「あなたはもっと出世できる人材なのに。」言ってくれる人もいれば、「専業主婦になっても直ぐに飽きるわよ。」と言ってくる人もいました。
他人が言っていた事は、ある意味正しいのかったのかもしれません。しかし私は生きてる時間の大半を会社に捧げる生活に嫌気がさしていました。転職もしましたが、会社員でいる限り自分が望むライフスタイルを送ることができないと言う事を知り、自分の意思で退職を決めました。
私が心から望むパートナーシップを築くためには、学歴も、キャリアも、会社も必要ないと感じたのです。
もし私が世間体や他人の目を気にしていたら、今でも会社にい続けてキャリアを求めていたかもしれません。しかし自分の心に蓋をしたままの生活を送っても、いつか違和感に気付いたことでしょう。会社を辞める時は本当に不安でしたが、私はあの時の選択は間違っていなかったと思っています。
パートナーシップの形は、常に変化する。
これも大事なことだと思うのですが、パートナーシップの形は常に変化していきます。なぜなら年齢を重ねたり、妊娠出産などのライフイベントが起きることで家族の形が変化するからです。
私は専業主婦として夫との生活を楽しんだ後、「自宅で働くスタイルを確立したい」と考えPC1台で完結する仕事をするライフスタイルを構築しました。また私たち夫婦が希望する通り、子供に恵まれることもできました。
妻の私が仕事をすることで、当然ですが育児を誰かしらに外注する必要があります。そのため我が家は息子を平日は保育園に、土日も必要であれば民間保育園に預けています。さらに私は先日、息子の育児を完全に夫に任せて大阪にひとり旅行に行ってきました。

恐らく私の親世代の女性にそんなことを言ったら「子供がかわいそうじゃないの!」と言われることでしょう。また正直なところ、夫に嫌われてしまうのではないかと不安を感じた自分もいました。しかし夫は私が学ぶための旅行に行くことに快く協力し、息子の育児をしてくれました。
私は「家族を大切にする」という価値観を結婚当初から持っており、それは今でも変わっていません。しかし今は私自身が変わり成長することが「家族を大切にする」ことに繋がると考えているので、家で引きこもってPC1台で仕事をする生活から、外に出て様々な人と交流するライフスタイルに変化させました。
このようにライフイベントやビジネスの状況に応じて、パートナーとの関係性は大きく変化していきます。その時その時でどんな生き方をしたいのか、どんなパートナーシップを求めるのか。パソコンのOSをアップデートするように、二人の関係を常に最適化する必要があるのです。
伝統と革新を融合させ、自分だけの「理想のパートナーシップ」を築く。
理想のパートナーシップを築くためには、世間体や他人の目を捨てることから始まります。自分にとっての理想のパートナーシップの形は、他人ではなく自分自身の感情が決めるからです。
世間体や他人の目を捨ててから初めて、自分が心から望むパートナーシップの形が見えてきます。私自身もサラリーマンから専業主婦、フリーランスと生き方を変えるごとに、夫との関係性も変化させてきました。
自分自身が理想とするパートナーシップが世間の常識から離れていても、罪悪感や苦悩を抱く必要は全くありません。理想の人生を歩みたい人が追求すべき感情は、自分の「快の感情」だけだからです。
今まで大切にしてきたものを守りつつ、新しい時代に合わせてパートナーシップを変化させていく。これからも伝統と革新を融合させていき、自分だけの理想のパートナーシップを築いていきたいと思います。