夫婦関係

夫婦円満の秘訣は自分の価値観を押し付けないことだと感じた、ある苦い経験。

こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(あおい れいこ)です。

夫婦円満の秘訣は色々ありますが、その中のひとつに「自分の価値観を押し付けないこと」ということがあります。一般的に言われていることなので知っている人は多いかもしれませんが、実際に行動に移すのはなかなか難しいものです。

私は今でこそ夫と仲の良いパートナーシップを築くことができていますが、結婚当初は多少の衝突はありました。結婚しても夫は他人であることを忘れて、自分の価値観を押し付けようとしていたからです。

ここではパートナーに自分の価値観を押し付けない大切さを学んだ、私が結婚当初に経験した苦い経験をご紹介します。

夫婦円満の秘訣は、自分の価値観を押し付けないこと。

夫婦円満の秘訣のひとつに、「パートナーに自分の価値観を押し付けないこと」ということがあります。例えそれが相手にとって良いことであると分かっていても、自分ができることは相手の目の前にポンッと置くだけで、押し付けてはいけないと思います。

なぜなら結婚してもパートナーは他人であり、意思を持ったひとりの人間だからです。パートナーの価値観を無視して自分の価値観をあれこれ押し付けてしまうと、パートナーの思考力を奪い、パートナーの成長の機会を奪ってしまいます。

 

少し前の時代の女性は「自分を犠牲にしてパートナーに対して徹底的に尽くすのが美徳である」と教えられ、そのような女性が賞賛されてきました。確かに内助の功によって出世した男性も多いことは事実ですが、それは多くの女性が自らの価値観に蓋をすることで成り立っていたと思います。

新しい時代を生きていくためには、自分の価値観を大切にしながらパートナーと良好な関係を築くことが大切です。そのためには例え結婚していたとしても、パートナーの領域に踏み入らないよう線引きすることが必要だと思います。

新婚時代の私が経験した、ある苦い経験。

知識レベルで「自分の価値観を相手に押し付けてはいけない」と分かっていても、実際に行動に移すのは難しいものです。新婚時代の私は夫と食事に関するコミュニケーションをして、苦い経験をしたことがあります。

私の夫は甘党で、辛い食べ物・酸っぱい食べ物は大の苦手です。それに対して、私は極端に甘かったり辛かったりしない限り、あまり好き嫌いはありません。

 

新婚当初の私は、料理にショウガを入れるのがマイブームでした。ショウガを食べることで体温を上げて、免疫力を上げることができると母から教えられていたからです。ショウガは身体を温める作用のある漢方薬として使われていることを知っていたので、母の言うことは一理あると思い料理に活用していました。

結婚して夫と同居を始めたばかりの私は、妻として「家族の健康は私が守る!」と気合が入っていました。結婚前の夫はたびたび風邪をひいていたので、免疫力が下がっているのではないかと思いました。そこでショウガを使った料理を色々作ってみたのですが、なんと夫から「俺、辛いの苦手だからショウガ入れないで。」と言われてしまったのです。

 

当時の私は色々な人生の先輩から「結婚は最初が肝心だよ!」と言われていました。その言葉を真に受けて、夫に隠れて料理にショウガを加えていました。豚の生姜焼き、餃子、ハンバーグ、野菜スープetc…。そのうち夫が根負けしてくれると思ったからです。

しかし結果は無残なもので、あまりにも私がしつこく料理にショウガを加えた結果、夫はストライキを起こしました。夫にとても冷たい顔をされながら、「もう毎食コンビニ弁当でいいから、料理作らなくていいよ。」と言われてしまったのです。

 

夫の健康のためにした私の行動が、結果的に夫婦関係を悪化させる原因になってしまいました。もちろん私はその言葉を言われた後、冷蔵庫に入れていたショウガを全て捨てました。夫に嫌われてまで、料理にショウガを入れようとは思わなくなったからです。

結婚してから3年以上の月日が経ちましたが、夫は未だにショウガが苦手です。私は自分の価値観を夫に押し付けてもパートナーシップが悪化するだけだと分かったので、夫の好きな味の料理だけ作っています。自分がどうしても辛いものや酸っぱいものを食べたい時は、夫に内緒でひとりで外食するようにしています。

結婚してもパートナーは他人。相手の価値観を尊重するのが大切。

夫婦円満の秘訣のひとつは、パートナーに自分の価値観を押し付けないことです。結婚してもパートナーは他人であり、相手の価値観を尊重することが大切です。

私は夫と味覚の違いはありますが、共通の好きな食べ物もたくさんあります。週末に家族でレストランに行き、夫と私が好きな料理を一緒に食べる時は幸せだと感じることができます。自分の価値観を押し付けるのではなく、お互いの価値観が一致する部分を楽しめばいいのだと思います。

どんなに相手に良いことだと思っていても、それを受け取るかどうかは相手次第です。いつまでも夫婦円満であり続けるために、パートナーをひとりの人間として認識し、適切な距離を保ち続けることが大切なのではないでしょうか。

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