こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(あおい れいこ)です。
プロフィールにも書いていますが、私は東大院を卒業した後に新卒で就職した製薬関連企業を2年半で寿退社しています。一度転職をしていますが、その会社もたった6か月後に退職しています。
私は働くことは好きな性格で、好きな仕事であれば朝から夜まで仕事をしても苦ではありません。新卒で入社した製薬関連企業でも、全国の病院に出張に行ったり、効率的に仕事をこなす方法を考えたりするのは楽しかったです。
しかし会社組織で働くと言うことは、仕事とは関係ない、自分が好きではないこともする必要があります。私は結婚を機に「自分が心から幸せを感じるライフスタイルを送りたい」と思うようになり、一度転職はしたものの会社を辞めることを決めました。
ここでは働くことは好きだけど、会社組織にいることは好きになれなかった私が『ノマドワーカー』になるまでの変化についてまとめたいと思います。
目次
働くことは好きだけど、会社組織にいることは好きになれなかった。
「あいつは自分に素直過ぎるんや。」
この言葉は、新卒で入社した会社で私が役員の方に言われた言葉です(当時勤務していた会社は大阪が本社だったせいか、役員のほとんどが大阪弁でした)。
私は高学歴だったせいか、入社時は役員の方から出世が期待されていたそうです。しかしいざ働き始めてみると、会社組織で納得できないことや理解できないことに適応できない自分がいました。
私は大人数が苦手な性格なので、パーテーションが一切ない空間で約300人が働くオフィスに慣れませんでした。また飽きやすい性格だったので、毎日同じ場所に行って一日中そこに居続ける働き方は辛かったです。逆に全国の病院に主張に行くときは基本的にひとりで移動できて、好きなカフェで仕事ができるので楽しかったです。
また社内の飲み会にも馴染めませんでした。新入社員に半強制的にお酒を飲ませる雰囲気が、どうしても好きになれなかったからです。お酒を飲む量やペースは人それぞれであり、上司や先輩社員であろうと部下に強制するものではないと思っていました。
さらに人間としての人格が尊敬できない上司とも、自分から仲良くしようと思えませんでした。上司としても私はやりにくい部下だったと思いますが、どんなに仕事のスキルが優れていたとしても、尊敬できない人とは必要以上に関わろうと思えなかったのです。
逃げるように会社を辞めた時に感じた、強いコンプレックス。
当時の私は、そんな「自分に素直過ぎる自分」に自己嫌悪を感じていました。どうして周りの皆のように、尊敬できない上司とも上手く接することができないのか悩んでいました。
新卒で入社した会社を寿退社したあとに一度転職もしましたが、会社組織になじむことはできませんでした。仕事自体は変わらず楽しかったのですが、やはり会社組織で納得できないことを受け入れられなかったのです。
転職した会社もわずか6ヶ月後に、逃げるように退職しました。どうして私は皆と同じように、会社組織に適応することができない自分に強いコンプレックスを抱きました。
当時の私は「働く=会社員」の方程式しか頭になかったので、それができない人間は社会不適合者だと思っていたのです。
会社組織に属さなくても働くことができるノマドワーカーは、ひとつの選択肢。
会社を退職して専業主婦になってから、しばらくは夫とゆったりした時間を過ごしていました。しかし家庭を大切にするために選んだ専業主婦の生活も、すぐに飽きてしまいました(笑)。
夫だけの収入でも生活に困ることはありませんが、妻として経済的に自立したいと思っていました。自分の力でお金を稼いで、より自由度の高いライフスタイルを送りたかったからです。
会社組織には二度と戻りたくない、家族との時間を大切にしたい。でも自分が好きな働き方を追求したい。そんなことを考えながらインターネットで情報収集していたところ、『ノマドワーカー』という存在を知りました。
それから約2年半、会社組織に依存することなく、パソコン1台で完結する仕事をだけをするノマドワーカーとしてのライフスタイルを送るようになりました。ノマドワーカーとして働くことは大変なことも多いですが、会社員時代に感じていたストレスを一切感じないようになりました。
ノマドワーカーは自分で仕事を選ぶので、働く内容はもちろんですが、一緒に働く人も選ぶことができます。そのため価値観が合わない人と仕事をすることは、ほとんどありません。
自分に素直過ぎる性格の私は、ノマドワーカーとしての働き方と相性が良いと感じています。基本的にひとりで仕事をするため孤独感を感じるノマドワーカーは多いですが、私は夫と息子がいるので寂しいと思うことはありません。
仕事をする場所も好きに選べるので、自宅が飽きたら好きなカフェに行って作業をしています。また会社員時代に感じていた、仕事で人間関係に悩むことは一切ありません。会社組織に馴染めない人の選択肢のひとつとして、ノマドワーカーの働き方がありだと思います。
自分の違和感に蓋をしない、好きな生き方を自由に選ぶ。
過去の私は「自分に素直過ぎる自分」に強いコンプレックスを抱いていました。しかし私は自分に素直過ぎる性格だったからこそ、会社員として働くことを早々に辞めてノマドワーカーに転身することができました。
「自分に素直過ぎる」ということは、言い換えると「自分の違和感に蓋をしない」ということです。私はノマドワーカーになることで、自分らしいあり方で働くことができるライフスタイルを送れるようになりました。今では家族との時間を大切にしながら、自分が好きな仕事ができています。
会社組織に依存しなくても、経済的に自立する働き方は沢山あります。高学歴で出世を期待されていた私でも、キャリアを捨てることで楽しい生活を手に入れることができました。
そんな楽しいライフスタイルを送る人が増えたらいいなと、保育園に息子をお迎えに行って、園庭に咲いている桜の花を見ながら感じました。