こんにちは、幸せな自由妻の蒼井礼子(@Reiko_Wife)です。
今月の目標は「頑張らないことを頑張る」にしています。なぜなら今までの私を振り返ると、頑張りすぎて物事が上手くいかなかった失敗談が多かったからです。
自分の負けパターンを把握するのはとても大切です。物事が上手くいかない原因のほとんどは、外側ではなく内側にあります。つまり自分で自分が成功するのを妨げているのです。
ここでは物事を成功するために把握すべき負けパターンと、そもそも自分にとっての「成功」は本当にやりたいことなのか、私が考えていることをまとめてみました。
物事を成功させるために把握すべき「負けパターン」
勉強やビジネスで成功したいと思っている人の多くは、本屋さんで他人の成功談が書かれた本を手に取るかもしれません。過去の私はそうでしたし、読書は好きなので今でも勉強することはあります。
しかし物事を成功させるためには、他人の成功談を学ぶこと以上に、自分の負けパターンを把握することが大切だと思います。なぜなら成功するための方法を実践できても、負けパターンに陥っていまったら理想の結果が得られないからです。
例えば私は高校生の時に、受験勉強で現役で国立大学に合格したいと思って、参考書を読み漁っていました。しかし本の内容をきちんと理解しないまま、次から次へと参考書を買ってしまいました。
本棚には消化不良の参考書がどんどん増えていき、せっかく買ったのだから全部頭に入れないとと思い、睡眠時間を削って勉強し続けました。その結果体調を崩してしまい、まともに勉強できなくなってしまいました。自分で自分の成功を妨げていたのです。
自分にとっての「成功」は本当にしたいこと?
成功するためには明確な目標設定が大切ですが、それ以上に自分が設定している「成功」は本当に自分がしたいことなのか、自分の本音と向き合うことが大切だと思っています。
高校生時代の私の場合、国立大学に合格したいとう思いがあって受験勉強をしていきました。しかし「受験勉強が上手くいくか不安」という自分の感情に負けてしまって、わざわざ自分の体調を崩すような勉強法をしてしまいました。
今振り返ってみれば、当時の私がすべきことは
- 同じクラスの生徒と比べない
- 受験勉強することを目的にしない
- 国立大学に合格するのを目的にしない
- 進路先が分からない場合は、とにかく人に会う
だったなと思っています。そもそも国立大学に合格したい理由は「周りのみんな国立大に行くから」、受験勉強するのは「周りのみんなに負けたくないから」という承認欲求に基づいたものでした。
承認欲求に基づいた目標は、仮に達成できたとしても幸せになれません。私は東大院を首席で卒業した時は、嬉しかったですが全く幸せではありませんでした。その理由は「周りに認めてもらいたい」という承認欲求に基づいて、研究活動を頑張っていたからです。
成功するためには明確な目標をたてることが大切ですが、その前に「なんで自分はこの目標を立てているの?本当にこれは自分がやりたいことなの?」と自分の本音に聞く作業がすごく大事だと思います。
東大院卒だからキャリアウーマンにならなきゃいけない?
ちょうど今朝、大学院時代にある方からいただいた言葉を思い出しました。
「世の中の人間全員が、頑張らなくてもいいんだよ。」
この言葉をくださった方は、就職活動のサポートをするお仕事をされていました。本来であれば就活生を咤激励する立場の方がこんな言葉を投げかけたことは、8年過ぎた今でも鮮明に覚えています。
当時の私は正直言って、「は、何言ってるんだこの人?」と思っていました(本当にごめんんなさい…)。東大院に進学していた私は「一流の大手企業に就職しなければならない」と思っていて、その方法を教えてもらうために面談をお願いしていたからです。
私はサラリーマンの父親と専業主婦の母に育てられましたが、過去のトラウマから「女性も自立してひとりで稼がないと」という感覚が強かったです。結婚しても共働きが当たり前の時代になってきたこともあり、頑張らない自分を許すことはできませんでした。

「東大院卒だから一流企業に就職しなきゃいけない」というのは、高校生の時の自分と同じように自分で自分を縛っていたのだと思っています。自分の本音に向き合うことなく、周りばかり気にしていたことが、自分らしくない生き方をしてしまっていたのです。
「頑張らないことを頑張る」自分を許す
現在は会社員を辞めてノマドワーカーとして働いていますが、今月はその仕事量も減らしています。なぜならガツガツ仕事ばかりしている自分に強い違和感を感じたからです。
そもそも私は「家族を大切にしたい」と思って、製薬関連企業を辞めました。完全に専業主婦は向いていないと思ったのでノマドワーカーになりましたが、いつの間にか「稼ぐ」ことが目標になってしまっていました。
それも自分が心のどこかで「頑張れない自分が許せない」と思っていたのが原因だと思います。でも最近「頑張らないことを頑張る」ことを意識して生活してみたら、自然体で生きている自分がいるなと感じるようになりました。
仕事量を減らすことで、家の中を丁寧に掃除したり、家族のために丁寧に料理をする時間を持てています。子どもを寝かしつける時間も、穏やかに過ごせるようになりました。ビジネス的には無意味な時間かもしれませんが、私にとっては大切な時間なことに気付きました。
「いつも頑張っているのに人生が上手くいかない」と思っている人は、まず頑張らないことを頑張ってみる。そうすると、自分らしい生活スタイルが見つかるかもしれないと感じています。
いつも頑張っているあなたの参考になれば嬉しいです。